【東方ロストワード】『☆5想い出の在り処』について。評価・おすすめのキャラなど

　2022年3月8日開催の『妖怪寺のめざましシャウト』ガチャで初登場した絵札です。

　『味方全体の陰攻2段階アップ』という前代未聞のサポート効果を持ち、最早この部分だけでも値千金、『そのキャラクターに新たな役割を1つ追加する』くらいの効力を持っている絵札です。

　これまでも『味方全体を無条件にパワーアップさせる絵札』は登場していましたが、それらはゲームバランスを考慮してか『防御力・速力・CRI命中』などの活かしづらい・極少数のキャラにしか作用しないステータスの増強に終始していましたが、2021年12月実装の『☆5掌握』ではCRI攻撃という実用性の高いサポートに踏み込み、そして遂にこの絵札で『陰攻』という超汎用ステータスの補助という領域へ踏み込みました。

　紅魔塔・白玉擂台なんかの高難易度イベントではこの絵札でチーム全体のセットアップを一手進める事が出来るし、実用性は極めて高い絵札です。

　『個々のキャラクターの最適性絵札になれるか？』という点に関しては完全上位の絵札があるので厳しいですが、そこを差し引いても☆5の中でもトップクラスに優秀な絵札でしょう。

絵札特性

ステータス補正

絵札の概要

　注目ダウン・エネルギー弾補正の効果も持つ絵札ですが、その辺はオマケ程度の効果であり、最大の注目点は『味方全体の陰攻2段階アップ(2T)』の部分です。

　これまでも『無条件に味方のサポートを行える絵札』は登場していましたが、『陽攻・陰攻・命中』など大多数のキャラに大きな恩恵のあるステータスを補助する絵札はゲームバランスを考慮してか存在していなかったのですが、この絵札がその禁を初めて破った事になります。

　実際、このような絵札が連発されるとサポート性能持ちキャラクターの影が薄くなるでしょうから安売りは出来ない効果ですが、それ即ちこの絵札が強力な事の証左です。

　紅魔塔・白玉擂台において陰気主体のチームを組むなら、『全員の陰攻2段階アップ』でそのままチームの火力が大きく増強されます。

　ダメージ上昇率に直すと上のような感じです。

　これは一例、実際には斬裂弾や硬質弾が絡んだり陰陽混同だったりすると変わって来る訳ですが、この絵札の一点で味方全員が『ダメージ20%~40%up』くらいの恩恵を受けられる事になります。

　例えば味方3人のラストワードで与える総ダメージ量が『100万』だった場合、これが120万~130万くらいに一気に増強される形になる訳で、紅魔塔・白玉擂台においてもゴリ押し出来るラインが1段階引き上がる事が良く分かるでしょう。

　火力の絶対値を引き上げるだけでなく、『必要なセットアップの手数を1手縮められる』という側面もあるでしょうし、とにかく高難易度イベントにおいては絶対的に優秀な絵札です。

　ただ、『陰攻2段階かつエネルギー弾20%補正なら特定キャラの最適正絵札になれるのでは…？』と思うかもしれませんが、こちらに関しては『2段階+50%補正』の『☆5正体不明の結界チーム』が存在するので勝つのは不可能、基本的には『サポート』が主軸の絵札です。

　そういう意味では『エネルギー弾20%補正』の部分はセットアップに使う絵札がたまたまエネルギー弾ならちょっと強くなる、程度の腐りやすい立ち位置ではありますが、2段階サポートの部分だけでも前代未聞で、そこだけを見てもトップクラスに優秀な絵札と言えるでしょう。

オススメのキャラ

　陰気キャラクター全員に抜群の適正があると言っても過言ではない絵札ですが、中でもデバフやらCRIやらを絡めて火力を出すタイプのキャラクターとは更に相性も良いでしょう。

　その手のタイプは自前のバフ倍率が浅めなので陰攻2段階アップ部分が自身に対しても影響が大きいし、チーム全体に対して『バフとデバフの掛け算』を行えるようになるので劇的に火力が引き上がります。

　八千慧やレミリアはその典型、この絵札を通常スペルに装備する事で『キャラクターとしての役割』は更に一段増強される事になります。

売却＆限界突破について

　売却厳禁です。絶対に取っておきましょう。

　無凸でも『味方全体の陰攻1段階アップ』はセットアップとしては見所アリ(この絵札以外に陰攻サポート絵札が存在しないので)なので、5枚集まるまでは重ねずに別途運用しても良いかもしれません。流石に1段階アップでは物足りない感もありますが…。

総合評価

　『特定キャラの最適正絵札になれる』という事はないですが、『全ての陰気キャラクター達に新たな役割を+1出来る』という抜群の汎用性を誇る、☆5の中でもトップクラスに優秀な絵札です。

　2022年3月現在では完全に『オンリーワン』の効果を持っている絵札でもあり、そういう意味でのスペシャリティもあるでしょう。

　※説明を訂正しました