【東方ロストワード】『☆5今宵の悪銭は湯水の如く』について。評価・おすすめのキャラなど

　2023年7月31日開催の『真夏の海辺はホームラン予報 エピックおいのり』で初登場したエピックおいのり限定絵札です。

　遂に『3段階』の壁を破った『4段階バフ・4段階デバフ』の効果を持つ絵札で、更に霊力までもが『+2.00』の限界を超えて+2.10の域に到達しています。

　『式縛り』の要素はあるものの、陽攻バフ・陰防デバフ・霊力補給、全てにおいてNo.1の補正を持っており、見た目のインパクトも抜群の絵札でしょう。

　…が、陰防デバフは対象が単体であるし、陽攻バフも今はバフを盛りやすい環境なので攻撃力バフ絵札が最適性になるというシチュエーションもほぼ無いし、どちらかと言うと『セットアップ絵札』的な立ち位置が正しい絵札かもしれません。

　今は超高倍率のサポートが出来るキャラも多いだけに、いくら4段階と言えど『式縛りかつ自前だけのバフ』というのはそこまで魅力的ではないかもしれませんが、攻撃式キャラが霊力補給しつつバフを高める、なんてセットアップの一手としては中々優秀な絵札とは言えそうでしょうか。

絵札特性

ステータス補正

絵札の概要

　基本的には『妨害式』『攻撃式』いずれかのキャラが霊力を補給しつつ高いバフ・デバフ補正を得るための絵札という事になるでしょう。

　『4段階デバフ』『4段階バフ』『霊力+2.10』はいずれも全絵札中でもNo.1の補正倍率、そういう意味では見た目のインパクトも抜群な絵札特性は持っています。

　…が、デバフの方は対象が単体なので応用力が低めだし、バフも最近は自前のバフが強いキャラ・サポートが出来るキャラなどが多く、正直この絵札が最適性になる、なんてケースはほぼ無いでしょう。

　上記5人は『2023年に実装された攻撃式キャラ』ですが、全員が自前のバフで6段階~10段階くらいを確保出来ているので『ダメージ補正絵札・デバフ絵札』などの方が実質的なダメージ補正倍率は遥かに高く、この絵札の需要というのはほぼ無いでしょう。

　2020年~2021年くらいに実装された古いキャラは自前のバフ倍率が足りていない事が多いので、こういうキャラにバフ＆霊力を同時供給出来るセットアップ絵札…なんて動かし方だと良い感じですが、エピック限定絵札がその程度の役割というのも流石に物足りないでしょうか。

　今はバフ倍率自体が行き詰って『RankⅡバフ』なんてものが導入されているくらいですから、いくら4段階とは言っても自分だけのバフや単体のデバフだとエピック限定絵札としてはちょっと物足りない所はあるかもしれません。

　とは言えそれも『エピック限定絵札』という括りの中での話ではあり、全体で見れば優秀な部類の絵札ではあるのでしょうが。

オススメのキャラ

　前述のように『古い攻撃式キャラ』とは相性が良い所もありますが、どちらかと言うとキャラ云々よりシチュエーションに合わせて使いたい絵札でしょうか。

　先に挙げた2023年面子にしても、『バフと霊力のセットアップのために使う』となれば一部スキルを温存出来たりブーストを深く出来たりするので、高難易度イベントでリプレイオートを組む際などに戦略的に使うような想定で良さそうです。

売却＆限界突破について

　売却厳禁です。エピック限定絵札なのでそうそう手に入るものではないので。

　無凸だといくらでも代わりが利く感も出て来るので、ゲットしたらさっさと重ねてしまっても良いでしょう。霊力＆バフの同時補正自体は珍しいので、低倍率でも明確にそこを複数枚運用出来るビジョンがあるなら別口で取っておいても良いかもしれませんが、基本的には重ねてしまって問題無さそうです。

総合評価

　『エピック限定絵札』という括りで見ると実際の運用の幅は狭い印象ですが、3つもの項目に渡ってナンバーワンの補正を獲得しているのは事実である、中々優秀な☆5絵札です。

　現環境だと『絶対持っておきたい』とかそういうレベルではないですが、あったらあったで便利に使える場面というのもありそうな印象でしょうか。