2020年9月24日開催の『山霊との遭遇』ガチャで初登場した絵札です。
『月属性ダメージアップ』の絵札としては『☆5うしろの正面』と並んで最高倍率タイ…ではありますが、実際には『月属性オンリー』なんてバレットは存在しないし、実戦だとやはりそこまで大きな効果は得られません。
その他の付加価値も現環境では活かしにくいものばかりで、そこまで優秀とは言えない絵札ではありますが、一応妖夢なんかにはそこそこハマる所もあり、それなりという感じでしょう。
絵札特性
初期状態効果 | 限界突破後効果 | |
特性① | 装備スペカの月属性の威力20%アップ(1T) | 30%アップ(1T) |
特性② | 装備スペカ使用時にイーグルラヴィから受けるダメージ15%ダウン(2T) | 変化なし |
ステータス補正
補正ステータス | 初期状態 | +10状態 |
速力 | +20 | +60 |
陽防 | +30 | +80 |
絵札の概要
イーグルラヴィのダメージ軽減は効果・対象範囲共にイマイチなので置いておくとして、注目すべきは『月属性ダメージ30%アップ』でしょう。
現状、月属性に対する補正倍率はゲーム最大のそれなので、そういう意味では存在感もあります。
例えば、月属性メインの妖夢のラストワードにこの絵札を付けた場合を想定してみましょう。
1,2,4バレット目のみに補正が掛かるので、スペル全体の威力を計算すると『フルブーストラストワード』の場合はダメージ21.16%アップ相当の効果、『1ブーストラストワード』の場合はダメージ25.14%アップ相当の効果です。
妖夢は『元から命中率が高い・バフ倍率が高い・バレットの陰陽が散っている』という事で絵札強化の幅が小さいタイプのキャラクターで、命中絵札を付けた時のダメージアップ相当倍率は1÷0.8=1.25で25%アップ相当、そんなに変わりません。
『☆5八雲家の人々』のような陽攻3段階アップの絵札を付けて『1ブーストラストワード』なんて条件を想定した時のダメージアップ相当倍率も、対象バレットが少ない上に元が基本は『陽攻7段階アップ』まで行くのでダメージ上昇率も小さく、23.91%アップ相当です。
そういう意味で、実はこの絵札も妖夢のラストワードにとっては最適性に近かったりします。
今後、『斬撃のダメージ30%アップ』みたいな絵札が登場したらそちらは完全に上を行くでしょうが、現状では妖夢のラスワに4凸したこの絵札を付ければ、『命中アップ』『陽攻アップ』のような汎用性の高い絵札を他のキャラに回せるというメリットも出て来るでしょう。
まあ、『☆5うしろの正面』は月属性30%アップ+陽攻&陰攻ステータス補整持ちなので現状ではこの絵札のほぼ上位互換だし、周回を考えるならダメージ補正相当倍率はほぼ同じでも『ブレ幅』を無くせる命中絵札のがずっと周回向きだったりするので『妥協絵札』という立ち位置は否定出来ませんが、貴重な絵札を他に回せるというのはあります。
オススメのキャラ
現状、妖夢のラスワに付けるというのが一番良い運用方法でしょう。前述のように、例えば今付けている命中絵札や攻撃絵札と取り換えてもほとんど使用感は変わらないか若干落ちる程度でしょうが、その分優秀な絵札を他のキャラに回せるようにはなります。
その他、パチュリーのサイレントセレナなどもかなり月バレットが多いですが、この辺のキャラになって来ると命中・攻撃力アップ絵札を付けた方がずっと良い効果を得られる、というパターンがほとんどなので、そこまで優先度も高くはないでしょう。妥協枠です。
売却&限界突破について
取り敢えず運用するなら4凸前提です。そうでないと命中絵札や攻撃絵札にアドバンテージがまず取れないので…。
正直、この程度のレベルであれば売っても構わないと言えば構わないですが、一応それなりの役割を見出せる程度ではあるので、余裕があればしっかり出る度重ねて4凸を目指したいです。
総合評価
特別抜きんでて優秀と言える程の絵札ではありませんが、現状では妖夢のラスワの最適正…とまでは言えずとも、それに近い所までの補正は与えてくれる絵札で、☆4の中ではそれなりに使える部類ではあるでしょう。
あくまでそれなりでしかないので、『☆5うしろの正面』を惜しまないのであればそちらの方が良いし、後発で『斬撃ダメージアップ』の高倍率な絵札が来れば妖夢の適正絵札の地位も軽く蹴落とされるのも間違いないですが、ほぼ役立て所のない絵札よりはしっかり価値も持ってはいます。
びんびんですね