【東方ロストワード】『☆5西洋錬金術の結晶』について。評価・おすすめのキャラなど

　2020年12月6日開催の『清く正しい鴉天狗』ガチャで初登場した絵札です。

　土・金という2属性に35%の高倍率補正を持ち、ステータス補整も陰攻・陽攻という最重要値2つが対象で、まあメチャクチャ優れていると言う程ではないですが無難に強い性能です。

　『属性弾』が対象なので基本的に対象に取れるバレットは少ないですが、バフ倍率が高いキャラクターに付ける分には悪くない絵札となっています。

　現状では『バフ限界が近い＆土・金バレットが多い』みたいなラストワードを持っているキャラもそう多くはないので目立ちにくいですが、藍なんかにとっては最適絵札になり得るし、今後次第では…という所もあるでしょう。

絵札特性

ステータス補正

絵札の概要

　『陽攻+90・陰攻+90』という高めなステータス補整がある時点で、『適当なスペルに付けて置いても全ての攻撃の火力が底上げされる』という利点がありますが、やはり活かすべきは『土・金のダメージ35%アップ』の効果でしょう。

　いくつもの絵札の解説で述べているように、このゲームは基本的に『陽攻・陰攻3段階アップ』の絵札が実質ダメージ50%~70%アップくらいにもなるケースが多いのでシンプルなダメージアップ絵札は二の次ですが、バフの限界は10段階、そこに近付く程バフの伸び率も悪くなるので、激しくバフを積むキャラクターにはこの手の絵札も普通に有効です。

　例えば、独力で『陽攻10段階アップ』に達してしまう藍のラストワードにこの絵札を付けた時のダメージアップ倍率を見てみましょう。

　既存の藍のラスワ最適絵札・『☆4ケロケロハット』『☆3要石』と比較して、どの程度の差があるかを見てみましょう。

　フルオート周回想定の『1ブーストラスワ』の条件、他のキャラの命中率補正が無いパターンとあるパターンを出してみます。

ステ補正	陽攻+90(1330⇒1420) ダメージ6.767%アップ	陽攻+70(1330⇒1400) ダメージ5.263%アップ	なし
命中率補正	なし	2段階アップ(75%⇒100%) ダメージ33.333%アップ	なし
ダメージ補正	1,3,4バレット目35%アップ	2バレット目20%アップ	1,3,4バレット目30%アップ
合計ダメージ補正	ダメージ38.53%アップ	ダメージ44.52%アップ	ダメージ25.5%アップ
合計ダメージ補正 (元から命中率100%の場合)	ダメージ38.53%アップ	ダメージ8.42%アップ	ダメージ25.5%アップ

　このように、『命中率補正込み』の条件だと流石にケロケロハットには敵いませんが、『味方の命中率サポートや回避デバフで元から命中率が100%』というシチュエーションにおいては、藍のラストワードの最適絵札にもなって来ます。

　『☆3要石』とは倍率が5%しか違わない…と思うかもしれませんが、実際は陽攻ステ+90による『ダメージ6.767%アップ』の部分も掛け算になるのでこれだけの差に繋がります。

　まあ、これは藍の1ブーストラスワが『4バレット中3バレットが土属性』ということでかなり都合の良い条件、実際は属性弾バレットというのはどのキャラも少なめなので、これだけ土や金バレットがザクザクなんて状況はあまり多くはないでしょうが、ハマるキャラに装備させれば十分な価値を生み出せる絵札ということです。

オススメのキャラ

　現状最も適性が高いのは藍でしょう。命中補正のある条件下であれば最適絵札となるのでここが一番の活かし所です。

　後は『通常スペル』の間に合わせ絵札として使うなんて道もあるし、例えば妖夢の通常スペルに付けておけば、金属性補正も得られるし『陽攻,陰攻+』がラストワードにも影響を及ぼせるので、『ステータス底上げのオマケ』くらいに考えて通常スペルにセットするのも良いでしょう。

　ステ補正部分は汎用的なので、割と誰に付けても良い感じです。

売却＆限界突破について

　売却は勿体ないです。ステ補正は優秀、絵札特性もハマる相手にはハマるので、1枚は持っておきたい絵札です。

　無凸では大したことないのも事実ではありますが、コツコツ重ねて4凸を目指して行きましょう。

総合評価

　絵札特性はキャラも選ぶしバフ倍率も選ぶので、ここだけ見るとそこまで優秀と言う程でもないですが、ステ補正が優秀なので汎用性も補強されており、現状でも実力の高いキャラのラスワ最適絵札になり得るということで、☆5としては中々に優秀な絵札でしょう。

　『なきゃ困る』とかそういう絵札ではないし、攻撃力アップや霊力アップ絵札に比べれば…というのはありますが、持っていればしっかり使い所はある絵札です。