【東方ロストワード】『☆5きらめきサマーデイズ』について。評価・おすすめのキャラなど

　2023年1月1日開催の『終わりなき南国旅行計画　エピックおいのり』で初登場した絵札です。エピックおいのり限定排出絵札です。

　妨害式限定ながら史上初の『全体陰防3段階ダウン』の絵札となっており、更に2種の属性ダメージ補正も入っているので、最大で『ダメージ157%up相当』の破壊力を引き出せるポテンシャルを秘めた絵札になっています。

　まあ、実戦想定だと『陰気の妨害式』というのはそもそも陰攻バフ倍率が低くて陰防デバフ倍率が高い者が多く、デバフを盛るよりバフを盛る方が強化効率が良いケースも多いので『最適絵札』としては見た目の倍率のインパクト程では…というのもありますが、『3T持続の3段階デバフ』は戦術的にも非常に優秀な効果です。

　『結界消失』の敵も増え続ける昨今、デバフによるゴリ押しが重要な局面も増えて来ているし、『戦術の幅を拡張する絵札』としても十分な存在感を発揮しそうです。

絵札特性

ステータス補正

絵札の概要

　火・星属性のダメージ35%補正はぼちぼちという感じなので、この絵札のメインとなるのはやはり妨害式が使った時のみ効果を発揮する、『相手全体の陰防3段階ダウン』の部分です。

　例えば元のデバフ倍率が0段階ならこの部分だけで『ダメージ90%up』相当、元のデバフ倍率が2段階なら『ダメージ56.3%up』相当くらいの効果ですが、これに属性補正の部分も絡むと最大で『ダメージ157%up』相当もの破壊力を引き出せる事になります。

　まあ、実際には陰気の妨害式キャラは『元から陰防デバフを入れるのが得意』という者がほとんどなのでバフ絵札などの方が強化効率が良くてこの絵札が最適性になる者は少ないですが、上の2人なんかはシチュエーション次第・セットアップ条件次第で最適性にも足り得る補正が得られる感じです。

　そういう意味では『単純にデバフ絵札として使う』という用途の方が注目すべきやも知れず、実際に相手全体への陰防デバフ絵札は上記2種類しか存在していませんが、『デバフ倍率3段階』『持続ターン数3T』はいずれも単独トップです。

　『☆5地底世界へ送り込め』は式縛りすら無しの超汎用性能、倍率も持続T数も1段下ながら1T前に仕込むコンボ程度ならこれでも十分感はあるものの、ポテンシャルとしてはこちらの絵札の方が明確に上ではあるし、2T仕込んでタフな結界消失の敵に挑んだりする上では優位を取れるケースもあるでしょう。

　最近の結界消失の敵は『単純に体力がかなり多い』『属性耐性・弾種耐性が多過ぎてアタッカーとして使えるキャラがそもそもかなり限定される』という背景があるので、3Tという長時間に与ダメージを大きく引き上げられる3段階デバフは輝く場面も十分ありそうです。

　エピック限定排出なので入手手段が限定的なのが玉に瑕ですが、効果自体は十分に優秀な絵札と言えるでしょう。

オススメのキャラ

　最適性絵札としては『元々のデバフ倍率が高い』という者が多いのでハマるキャラはそう多くありませんが、リグルや紅魔郷チルノはシチュエーション次第でこちらの絵札が最適性にはなります。

　ただ、前述のように最適性云々というよりは『戦術を拡張させるための絵札』と捉えた方が良いでしょう。そういう意味ではケースバイケースで、単純に地力の高い妨害式キャラに付けてリプレイオートの構築などに活かした方が良いかもしれません。

売却＆限界突破について

　売却厳禁です。全体陰防デバフ絵札としては倍率・持続T数共に単独トップ、代わりの効かない絵札なので絶対取っておきましょう。

　無凸だと流石に効果も貧弱ですが、『陰防デバフの持続T数延長絵札』として使える側面もあるので、上限枚数に余裕があれば複数枚入手してもバラで取っておいても良いかもしれません。まあ延長絵札程度の扱いなら複数枚も運用する場面はそう無いかもですが…。

総合評価

　入手しにくい・凸させにくい『エピック限定絵札』ではありますが、全体陰防デバフ絵札としては『最高のデバフ倍率』『最長の持続ターン数』を誇り、一部キャラにも場合によっては最適性絵札足り得る、非常に優秀な☆5絵札です。

　似た効果を持ちより汎用的な『☆5地底世界へ送り込め』なんかと比べれば使い勝手の面では劣りますが、タフ化が進む『結界消失』の敵に対してはより強烈な有効打に成り得るし、差別化点もしっかりと作れている強力な効果を持っています。