2020年8月21日開催のイベント・『幻想郷妹コンテスト七番勝負!』で入手出来るイベント産の絵札です。
絵札特性・ステータス補整共に完全に防御性能特化の性能であり、『攻撃性能』が最重要視される現環境においてはおよそ使い所の無い絵札でしょう。
将来性という所を見据えても、『CRI防御アップ』は特攻攻撃を受ける時、極端にクリティカル率が高い敵を相手取る時など、極めて限定的なシチュエーションでしか効果を発揮出来ず、活躍の可能性は見出しづらいです。
絵札特性
初期状態効果 | 限界突破後効果 | |
特性① | 装備スペカ使用時にCRI防御を1段階アップ(2T) | 2段階アップ(2T) |
特性② | 装備スペカ使用時に妖獣から受けるダメージを10%アップ(2T) | 変化なし |
ステータス補正
補正ステータス | 初期状態 | +10状態 |
陽防 | +21 | +41 |
陰防 | +29 | +69 |
絵札の概要
『CRI防御アップ』『妖獣から受けるダメージ軽減』の2つが特徴ですが、現状だと『粘って戦う事が有利に働くイベント』というのはほぼ存在せず、敵にバフを使いこまれて事故の危険性が上がるという形になりがちです。
そういう意味では防御全振り効果の時点でかなりどうしようもない…のですが、その中でも『CRI防御』という効果はより汎用性が低いです。
『CRI防御アップ』は敵のクリティカル攻撃のダメージを減らす効果ですが、そもそも通常のキャラクターのクリティカル率は僅か5%、たった5%の攻撃のダメージをちょっと軽減した所で焼け石に水で、ほとんど意味がありません。
役立つのは異常にクリティカル率の高い敵が登場した時とか、或いは『特攻攻撃』によって確定クリティカルを繰り出す敵と戦う時で、例えば『幻想郷特攻』を持つ依姫・豊姫などはその典型でしょう。
…が、そのようなケースですら、敵が繰り出す攻撃全てが特攻攻撃な訳でもなく、『普通に陽防アップ・陰防アップの絵札を付けた方がより汎用的かつ、ダメージも大きく軽減出来る』というのが正直な所です。
どうしたって『わざわざCRI防御を上げる』という行為に意義を見出すのは難しく、現状においても厳しく、将来性も見込みにくい絵札であることは否めません。
所詮はイベント産の☆4絵札ですし、コレクション用という感じです。
オススメのキャラ
正直、付けるべきキャラというのもそう思い当たりません。どちらかと言うと『相手次第』で優先度が変わるタイプでしょうか。
今後、『クリティカルを出しまくる妖獣キャラ』なんかが出た時に、紫や霊夢のような注目を集められる壁キャラに付ければまだ…というのはありますが、その場合ですら他の絵札を付けた方がずっと有利に戦えそうな気配もあるし、中々実戦の場は想定しにくいです。
売却&限界突破について
4凸させた所で使い道が増える訳でもなく、性能だけを見て語るのであれば、正直全部売却してしまっても構わない絵札です。『性能』だけに関して言えば、後悔するようなこともそうそうないでしょう。
ただ、イベント限定入手の絵札ですから、記念に4凸させて1枚だけ持っておく、みたいに考える人はそれなりに居そうですが。
総合評価
現状、実戦レベルで活躍出来る場面は全く想定されず、将来的に役立ちそうなビジョンというのもかなり薄い、お世辞にも優秀とは言えない貧弱な絵札です。
イベント産の絵札が実用性に欠けるというのは今に始まったことでもないですが、この絵札もその例に漏れず、基本的には鑑賞用でしょう。
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