【東方ロストワード】『☆5動かない大図書館』について。評価・おすすめのキャラなど

　2020年10月8日開催の『バニートラップ！』ガチャで初登場した絵札です。

　最大で『ダメージ55%アップ』を狙える属性・弾種の複合ダメージアップ絵札で、特定のスペルに対しては大きな影響力も持てる効果になっています。

　とは言え、現状では実用性の高い組み合わせは正直あまり存在しないので、今後この絵札がよくハマるようなキャラクターの登場に期待したい所ではありますが。

絵札特性

ステータス補正

絵札の概要

　この絵札の最大の特徴は、やはり『月属性30%アップ＆レーザー弾25%アップ』の複合ダメージアップの効果でしょう。

　両者が被るバレットに対してはダメージ55%アップの効果になり得るし、そうでなくとも攻撃力10段階アップという『バフ限界』に近いキャラの場合、片方の補正だけでも威力を盛って行く事が可能になって来ます。

　『月属性＆レーザー弾』という意味では、パチュリーのスペル・月符『サイレントセレナ』がドンピシャなので、同スペルにこの絵札と『☆5圧倒的な火力』を付け、フルブーストで撃った時の火力比較をしてみましょう。

ステータス補整	なし	陰攻+90 1470÷1380=1.6521 1,3,5,6バレット目のみに適応すると ダメージ5.07%アップ
攻撃力補正 (スキル含む)	なし (元々陰攻2段階アップ)	陰攻2段階⇒5段階アップ 2.5÷1.6=1.5625 1,3,5,6バレット目のみに適応すると ダメージ43.75%アップ
ダメージ補正	月属性30%,レーザー弾25% スペル全体で換算すると ダメージ48.33%アップ	なし
最終補正	ダメージ48.3%アップ	ダメージ51.0%アップ (1.0507×1.4375=1.510)

　結局、『☆5圧倒的な火力』の方がステータス補整の効果も相まってダメージ補正倍率は上を行かれてしまいますが、ほぼ同等の効果を得る事が可能です。

　しかもパチュリーは元々が『陰攻2段階アップ』のみでバフが貧弱なキャラ、仮にサポートなどで『陰攻5段階アップ』なんていう前提なら、『5段階⇒8段階』だとその分伸び率も悪くなり(3.4÷2.5=ダメージ35%アップ)、こちらの絵札が完全にダメ―ジ補正を上回る事になるでしょう。

　まあ、このケースに関して言えば『サイレントセレナがダメージソースになる』というシチュエーションが現環境ではあまり想定されず、趣味で使う領域程度の話になっているのは否めませんが、今後『バフ倍率が高い、月＆レーザー複合スペル持ちのアタッカー』なんかが登場して来た場合、非常に有効な絵札となり得る、という事を示す良いモデルケースではあるでしょう。

オススメのキャラ

　イラストからしてパチュリーに付けてくれと言わんばかりの絵札ですが、その他のキャラで言えば妖夢なんかにもそこそこハマる絵札だったりします。

　同じ『月属性30%アップ』の効果を持つ『☆4月から来た団子職人』の解説でも述べた通り、妖夢は攻撃力アップ・命中率アップでのダメージ上り幅が小さいので、この絵札を付けるのも陽攻3段階アップの絵札を付けるのも割とトントンくらいの所があります。

　一応、『月属性』或いは『レーザー弾』片方だけを活かして、バフ倍率が限界の10段に近いキャラ、バレットがバラツキまくっていて陽気・陰気でアプローチしにくいキャラなどにはそれなりの適正もあります。

売却＆限界突破について

　ダメージアップ絵札の宿命ですが、基本的には4凸しないと攻撃力アップ絵札にはどうやっても勝てません。無凸同士で比べると差が大きくなるばかりなので、運用するなら積極的に4凸は狙って行きたいです。

　今後ハマるキャラが出て来るかもしれないし、売却は勿体ないでしょう。出る度しっかり重ねて、捨てずに保存しておきたいです。いつか適正キャラが来れば、最適絵札として輝く可能性もあるかもしれません。

総合評価

　現状では趣味枠程度に収まりがちな所はありますが効果は優秀で、今後ハマるアタッカーが登場して来た場合、最適絵札として輝ける可能性も十分にある、☆5としては中々見所のある絵札でしょう。

　即戦力として輝く事はないでしょうが、キッチリとっておきたいタイプの絵札です。