2020年10月16日開催の『警戒線に異常なし!』ガチャで初登場した絵札です。
『水属性』に対して過去最高のダメージ補正倍率を持ち、同属性の使い手に対しては大きな火力アップに繋がる絵札となっています。
『そうは言っても水属性オンリーのスペルなんて無いじゃん』…という話だったのですが、2021年4月30日、遂に『水属性オンリー』のラストワードを持つキャラクターが登場し、最適絵札として輝けるようになりました。
汎用性が低いのは言うまでもないですが、『環境上位のキャラの最適絵札になれる』というだけで十分過ぎる程の価値がある絵札です。
絵札特性
初期状態効果 | 限界突破後効果 | |
特性① | 装備スペカの水属性の威力20%アップ(1T) | 40%アップ(1T) |
特性② | 装備スペカ使用時に火属性から受けるダメージ20%ダウン(3T) | 変化なし |
特性③ | 装備スペカ使用時に神格から受けるダメージ20%ダウン(3T) | 変化なし |
ステータス補正
補正ステータス | 初期状態 | +10状態 |
速力 | +34 | +94 |
陽防 | +26 | +86 |
絵札の概要
ダメージ軽減の効果は現環境ではあっても無くても大差無いので、重要なのは『水属性の威力40%up』の部分です。
通常のスペルは水属性バレットなどせいぜい3つか4つ程度、なのでスペル全体で言うとせいぜい『20%~30%』止まりで他の絵札に負けてしまう…というのがこれまででしたが、遂に『全バレット水属性』のラストワードが登場しました。
しかも持ち主であるちび幽々子は超フェス限キャラ、最強クラスのアタッカーなのでそこの最適絵札となれるのは非常に大きいでしょう。
実際、次点の最適絵札である『☆5圧倒的な火力』と比較して、周回想定の『2ブーストラストワード・妖怪特攻有り』でどれくらいの優位が取れるのかを見てみましょう。
解説ページの条件で火力比較をすると、以下のような差となります。
このようにダメージ8%程優位に立つことが出来るし、これは2バレット目の『確率で陰攻・速力アップ』の効果を無視した計算なので、これが発動するならこの差は更に広がります。
『紅魔塔』の場合は手動セットアップで1ターンで陰攻10段階アップまで行くので、こうなると ☆5圧倒的な火力』は付ける意味も無くなりますから、総合的に見ても完全に上を行きます。
そういう訳で、ちび幽々子にとっては押しも押されぬ最適絵札です。
その他のキャラに付けた場合
基本的には水属性スペルの使い手に付けたい絵札ということで、既往の代表例のチルノにこの絵札を付けるケースを想定してみましょう。
『水属性ダメージ40%アップ』のこの絵札、『陽攻3段階アップ』の『☆5普通の魔法使い』、『命中3段階アップ』の『☆3大切な商売道具』それぞれを付けた時、チルノの『フルブーストラストワード』の威力がどうなるかを見てみましょう。
攻撃バフ | なし | 陽攻3段階アップ (1,3,5バレット目) | なし |
命中率 | 75% | 75% | 100% (1.0÷0.75=ダメージ1.33倍) |
ダメージ補正 | 水属性40%アップ (1,4,6バレット目) | なし | なし |
最終ダメージ倍率 | ダメージ26.5%アップ | ダメージ61.6%アップ | ダメージ33.3%アップ |
このように、基本的には攻撃力アップ絵札にも命中率アップ絵札にも負けてしまう程度の倍率です。
勿論これはケースバイケースですが、基本的に他絵札に優位を取れるシチュエーションはほぼ無いので、現状ではちび幽々子専用絵札くらいに思っておきましょう。
オススメのキャラ
基本的にはちび幽々子ですが、その他『1バレット目が水属性』のキャラクターに対しては場合によっては有利に働きます。
例えば村紗なんかに対しても、『紅魔塔でセットアップした後』という前提なら割と効果の高い絵札になったりもするでしょう。
まあ、シチュエーションは限定的なのでそこまで考える必要はあまりないかもしれませんが。
売却&限界突破について
特定キャラの最適絵札になるという時点で、必ず1枚は4凸を確保したい絵札です。
水属性オンリーのキャラはおいそれとは増えないとは思うので1枚あれば十分ですが、万全を期すなら2枚目まで用意しておいても良いでしょう。売却するならその後です。
総合評価
汎用性は低いですが、環境上位のキャラクターの最適絵札になり得るというだけで十分過ぎる程に価値がある、☆5としては十分に優秀な絵札です。
倍率が低い絵札はどうしたって輝く事は出来ませんが、倍率が高い絵札は一度ハマるキャラさえ実装されればこのように輝くので、『今は使えないけど将来性はある絵札』が辿る道程を示す良いモデルケースでもあるでしょうか。
ちび幽々子の最適性絵札になったかと思いきや、アニバーサリー紅魔館というさらに高い適性を持つ絵札が現れて最適性とは言えなくなった。
もっとも、アニバーサリー紅魔館は完凸はおろか入手そのものが色々な意味で難しく、この絵札の需要はさほど下がらないと思われる。
基本的に属性攻撃は弱点を狙った運用がメイン
という事は弱点を想定した場合、実際に与えるダメージは倍になってるんじゃないかな?
もちろん複数属性で弱点を突けるのは稀だしガーネットスターみたいな3精も全部weak前提は非現実的だけど。
少なくとも1属性だけを強化する場合は弱点前提の計算もあった方がいいと思うんだが、それで比較してなお圧倒的とかに負けてるのかと疑問に思ったので優しい方どうか教えてくだされ…
上の方も書いている通り 「支援式とセットで運用すること」で比率が動き かつ「属性弱点に対しては該当バレットのダメージ(だけ)が倍増する(豊姫なら2.6倍)」という基本ルールから 40%なら有効なシーンは出てくる事になる
用途は多少限られるにせよ (一応)★5に相応しい絵札と言えるだろう
八雲家の人々にも水ダメアップが付いていたハズ
あと小鈴とアリスを組ませた場合などに使えたりはしないかな