【東方ロストワード】『☆5天空のバックダンサー』について。評価・おすすめのキャラなど

　2020年8月21日開催のイベント・『幻想郷妹コンテスト七番勝負！』で入手出来るイベント産の絵札です。

　2種の属性弾威力をアップさせる手堅い効果を持ってはいるものの倍率は低く、ましてや『属性弾補正』は補正範囲も狭くなりがちなので、実質的には4凸しても『スペルのダメージ10%~15%アップ』程度にしかならないケースがほとんどです。

　性能だけを見た場合、お世辞にも優秀な絵札とは言い難いでしょう。

絵札特性

ステータス補正

絵札の概要

　ダメージ軽減の方は現在の環境だとそう活きる効果ではないので、注目すべきは『火・金』という2属性に対してのダメージ補正でしょう。

　イベント入手の絵札であり、『ログボで1枚・累計ポイント報酬で2枚・1枚につき4,500ptと交換で2枚』ということで9,000pt支払えば確実に4凸可能、20%ダメージアップの補正は確実に得る事が出来ます。

　…が、正直これはそこまで優秀な効果とも言い難いです。というのも、『属性弾』というのは基本的に1つのスペルに2,3個程度しか含まれないのが通常であり、せっかくこの絵札を付けても補正が得られないバレットが半分以上を占めるというケースが大半です。

　例えば妹紅のラストワードは火属性バレットが3つのみ、咲夜のラストワードは金属性バレットが2つのみ、ダメージ20%アップとなるバレットは明確に少ないです。

　大妖精のように『全バレット金属性』なんて例外も存在しますが、現状これは本当に唯一の例外で、基本的には補正を掛けづらいのが属性弾補正です。

　妹紅の場合、フルブーストラストワードなら1,3,5バレット目のみ20%アップ、全体で見れば『ダメージ12.2%アップ』にしかなりません。

　この妹紅のフルブーストラスワ(陽攻2段階アップ)というケースであれば、例えばエネルギー弾35%アップの『☆5風祝の居るところ(4凸)』を付ければ『ダメージ29.7%アップ』になるし、陽攻3段階アップの『☆5八雲家の人々(4凸)』を付ければ『ダメージ56.3%アップ』になるので、効果の貧弱さは一目瞭然でしょう。

　『イベント産』ということで貧弱なのは仕方ない所もありますが、やはりこの程度の効果だとその点を差し引いても『実用性は低い』と言わざるを得ない所はあるでしょうか。

　仮に将来『火属性・金属性オンリーのスペル』なんかが登場しても、やはりこの程度倍率だと他の絵札に大きく負けてしまうケースがほとんどでしょうし、将来性という意味でも中々活躍の場は想定しにくいです。

イベントに関連…？

　前回のイベントの『☆4聖獣の学び舎』や『☆5おつかい日和』もそうでしたが、イベント入手の絵札はイベントに関わるテキストが絵札解説に含まれており、今回の二童子の絵札も然りです。

　現在、イベント・『幻想郷妹コンテスト七番勝負！』には二童子は登場していないものの、31日からはEXステージの追加が予定されており、もしかするとそこで舞・里乃・隠岐奈の3人が登場、なんて事もあるかもしれません。

　あくまでテキストのみの裏話、という位置付けである可能性も捨てきれませんが、これまでのパターンからするとそれなりには期待出来るかも？

オススメのキャラ

　前述のように、属性弾バレットが多めのキャラとはまだ相性が良いので、どうしても使うならそういうキャラと組み合わせるべきでしょう。

　大妖精のチェンジリングは全バレット金属性なので、4凸したこの絵札を付ければ『丸々ダメージ20%アップ』にはなります。

　まあ、これですら正直『☆5八雲家の人々』のような陽攻アップの絵札や『☆3大切な商売道具』のような命中アップ絵札を付けた方がダメージ増加倍率が高いので、本当に妥協枠の絵札にしかならない訳ですが…。

　後は妹紅も、フルブーストだと前述のようにダメージ12%アップ程度ですが、0ブーストなら火属性バレットしかないのでダメージ20%アップ相当だったりします。0ブーストでラスワを撃つ機会などそうそう無いでしょうが…。

　強いて言えばこの辺のキャラ、というだけであり、本来であれば他にもっと付けるべき絵札がいくらでもあるのも事実です。

売却＆限界突破について

　運用する場合、4凸しないとダメージ補正倍率は話になりません。4凸ですらキツいのですから、使う予定があるなら絶対4凸は狙いましょう。

　正直、実用性という意味ではまず不要な絵札であるので、そういう意味では売却しても全く問題のない絵札でもあります。

　ただ、イベント入手のものなので記念に4凸を1枚補完、くらいに思う人は少なくないでしょうが。

総合評価

　『実用性』という観点から見れば効果も貧弱で、『他の絵札を付けた方がマシ』というケースがほとんどである、お世辞にも優秀とは言えない貧弱な絵札です。

　これ以上に箸にも棒にも掛からない絵札も存在しますが、そのような絵札と比較しても仕方ないでしょう。真面目にキャラの構成を考えるのであれば、まず必要無さそうな絵札ではあります。

　あくまでイベント入手の絵札なので、記念品の向きが強いタイプの絵札です。