【東方ロストワード】『☆4紅勝て白勝て』について。評価・おすすめのキャラなど

　ダメージアップとダメージ軽減、攻撃防御の両方に特徴を持つ絵札です。

　…が、補正倍率は低めであり、特に攻撃性能がモノを言う現環境では『質量弾ダメージ20%アップ』がポイントになりますが、実戦だと『他の絵札を付けた方が遥かに良い効果を得られる』というケースがほとんどです。

　将来的に『ダメージ軽減』の方が活きるようになれば評価も変わるかもしれませんが、現状だと☆4の中でも評価は低めの絵札と言わざるを得ません。

絵札特性

ステータス補正

絵札の概要

　ダメージ軽減が活きるシチュエーションはあまり無いので、この絵札を使う人が気にするのは、『質量弾』持ちのキャラに付けてどれだけの効果を得られるか、でしょう。

　例えば鈴瑚のラストワードは『全バレット質量弾＆陰気』ですから、この絵札とはある意味一番相性が良いとも言えます。

　ということで、鈴瑚のラストワードにこの絵札(質量弾ダメージ20%アップ)・☆5奇妙な縁日(陰攻3段階アップ)・☆3大切な商売道具(命中3段階アップ)それぞれを付けた時のダメージ増加倍率を比較してみましょう。

効果	ダメージ20%アップ	陰攻3段階アップ (陰攻1.9倍)	命中3段階アップ (必中)
相当する 平均ダメージ補正倍率	ダメージ20%アップ	ダメージ90%アップ (1.9÷1.0=1.9)	ダメージ33.3%アップ (1÷0.75=1.333)

　御覧のように、圧倒的に攻撃力アップや命中率アップ絵札を付けた方が平均ダメージは引き上がるので、正直この絵札をわざわざ付ける理由はほとんどありません。

　『構成バレットが全て質量弾』というのが既に相当レアケースであるのに、そこですらこれだけ大差で負けてしまうのであればちょっと話にならないでしょう。

　せめて35%くらいの補正倍率であれば、元のバフ倍率や命中率次第で結構輝くシチュエーションもあったでしょうが、流石に20%では厳しいと言わざるを得ません。

　なので、現状でこの絵札が輝くのは『バフ倍率が限界の10段階に達したキャラの更なる底上げ』という所で、後述しますが藍なんかにとっては特定のシチュエーションにおいては悪くない絵札だったりします。

　まあ、その限られたシチュエーションにおいてさえ上位互換の絵札が存在するので、やっぱり微妙な絵札になってしまうのですが。

オススメのキャラ

　前述のように、基本的には質量弾持ちのキャラの妥協絵札という感じですが、バフ限界に達するキャラにとってはそこそこ有効です。

　バフ限界に達する質量弾持ち…というのは具体的には藍なのですが、藍は攻撃バフが限界の10段階まで達するキャラで、命中率も他のキャラでサポート出来る場合、この絵札もそれなりの底上げにはなるでしょう。

　藍のラストワードは質量弾オンリーではないですが、威力が最も高い1バレット目を含め4バレットが質量弾なので、例えば『1ブーストラストワード』であれば、この絵札を付けると『ダメージ17%アップ』相当になります。

　例えばアリスなんかと並べて『命中率が100%になる』なんて条件であれば、陽攻アップ絵札も命中アップ絵札も無意味になるので、この絵札が有効ということになるでしょう。

　ただ、『☆5第17回博麗神社例大祭』は同じく質量弾20%アップに加えて陽攻ステータス補整もあるし、『☆3要石』は1,3,4バレット目のダメージを30%アップしてくれるし、結局これらの絵札が『命中補正状態の藍』にとっても上位互換になってしまいますが…。

売却＆限界突破について

　全く使えないという訳ではありませんが、そう価値も高くはないので売却しても構わない程度の絵札ではあります。命中アップ状態の藍に付けるにしても、前述のように普通に上位互換の絵札があるので…。

　仮に使うなら4凸はしないと話にならないので、手に入れたら即重ねて行きましょう。

総合評価

　現状においては、汎用条件においても特定条件においても『他の絵札を付けた方がより良い効果が得られる』というケースがほとんどであり、倍率自体も控えめなので将来的にも厳しそうで、さほど優れた絵札とは言えないでしょう。

　ダメージ軽減などに全振りの絵札なんかと比べればまだ…というのはありますが、そういう所と比較しないと持ち上げられないレベルであるということです。

将来、何らかの理由で『紅魔館住民からのダメージ軽減』が活きる環境になれば、そことの合わせ技で多少価値も上げて来るかも、程度でしょう。