【東方ロストワード】結界異常『毒霧・燃焼・帯電・凍結・暗闇』の効果について

　東方ロストワードには『毒霧・燃焼・帯電・凍結・暗闇』という5つの『結界異常』が存在します。

　これらは『異常結界ブレイク』に使えるのと同時に、結界異常そのものがそれぞれ強力な効果を持っており、特に一部の状態異常は戦闘に非常に大きな影響を及ぼします。

　この記事では『結界異常』の具体的な効果や概要についてまとめておきます。

結界異常とは

　敵・味方は全員が『結界』を持っており、味方はこれを1枚消費して『グレイズ』をしたり、敵の結界を『ブレイク』してフルブレイクを狙ったりする訳ですが、一部のキャラクターはスキル・スペル・特性などで上のように『異常マーク』を付与することが可能です。

　結界異常は『指定されたターン数が過ぎる』『グレイズで異常に犯された結界を消費する』『異常に犯された結界がブレイクされる』『異常回復スキルを使う』などの手段で解除が可能です。

2020/6/22の修正

　結界異常は『付与した次のターン』からの発動でしたが、6月22日の修正以後、『付与したターンから即時発動』という形になりました。

　これにより、燃焼・毒霧・帯電などの『デバフ効果』が大きな意味を持つようになり、また敵から付与される結界異常も厄介さを増した感じです。

『燃焼』と『毒霧』について

　この2つの結界異常は『スリップダメージ』『攻撃・防御ダウン(燃焼は陰、毒霧は陽)』という2つの効果を持っています。それぞれの効果について解説しておきます。

スリップダメージについて

　結界1枚につき、『最大HPの約1.4%』のダメージが毎ターン入るようです。このダメージによってHPが0になる事はなく、必ずHPが1残ります。

　例えば6枚付与すれば、『毎ターン最大HPの約8.4%のダメージ』という形になります。

攻撃・防御ダウンについて(重要)

　毒霧・燃焼のデバフについては、@neia221695592さんに式を提案して頂いて、現時点ではおそらく『0.875^n倍』(※nは異常結界の枚数)という形でデバフが掛かっていると考えられています。

　詳細な解説は2ページ目に譲りますが、取り敢えずデバフによるダメージの増加率、通常デバフに換算した相当倍率としては、おおよそ以下のような形で考えておけば良いでしょう。

　実戦レベルでの理解としては、『異常結界2枚=デバフ1段階』『異常結界4枚=デバフ2段階』『異常結界5枚=デバフ3段階』くらいに思っておけば問題ありません。

　バフ・デバフの記事で詳しく述べましたが、通常のデバフは1段階で『ダメージ30%アップ』なので、『結界2枚でダメージ30%up(1.30倍)』と考えると、効果は低めに見えるかもしれません。

　…が、こちらの低下倍率は何と『通常のデバフ倍率と加算』はされずに、『通常のデバフ倍率と乗算』となります。(検証は2ページ目)

　例えば、現状ゲーム中で最も深いデバフを入れやすいレミリアで攻撃する事を考えた時に、妹紅が『燃焼結界5枚』を敵に付与したケースを考えてみましょう。

　レミリアが絵札込み＆1ターンのセットアップで『自身陰攻6段階アップ・敵陰防4段階ダウン』で敵に攻撃する際の実質的な補正倍率は以下のようになります。

　レミリアは単独でも『バフ・デバフの掛け算コンボ』によって陰攻17段階アップ相当の高火力を出せるキャラクターですが、ここに『燃焼結界5枚』が乗ってくると、なんとその火力は『陰攻37段階アップ相当』までハネ上がります。

　『20段階アップ』と考えるとちょっと信じられないくらいの上り幅ですが、同じデバフでありながら、『通常デバフと結界異常デバフは計算が別』という形になっているので、このようなとんでもない事が起こってしまいます。

　端的に言えば、『結界異常デバフ』は単独だとデバフ倍率はそこまで高くはないけれど、『バフ・デバフとコンボさせる』ことで、爆発的な火力を引き出すことが可能である、ということです。

『帯電』について

　帯電は一定確率で『スタン(行動不能)』が発生し、更に『回避』が低下する結界異常です。

　こちらの『回避低下』は、命中率の検証と同じく『必中ライン』を確かめることで倍率が確かめられますが、どうも燃焼・毒霧のデバフと同じく通常の命中率補正とは異なる補正で、命中率が『1.25^n倍』(※nは異常結界の枚数)という形になっているようです。

　例えば『命中率80%』の技は帯電結界1枚で必中状態になるし、『命中率25%』の攻撃の命中率は以下の通りです。

　このように帯電結界は大きく命中率を向上させてくれ、通常の『命中アップ・回避ダウン』などと組み合わせれば命中率25%の技を必中状態に持って行く事も可能です。

　例えばにとりや鈴仙は『1ターン目から敵全体に帯電2枚付与』を行えるキャラクターですが、その場合は『1ターン目から命中率75%(デフォルト命中率)以上の攻撃は全て必中になる』ということになります。

　これは非常に便利で優秀な特性で、6/22のアップデートによって大きく株を上げた所です。

　命中率について詳しくはこちら

『凍結』について

　凍結は一定確率で『ディレイ』が発生し、更に『速力』が低下する結界異常です。

　速力に関しては正直検証しようが無いので何とも言えませんが、おそらく燃焼・毒霧と同じ倍率になっているでしょうか。正直、こちらは重要度もそこまで大きくはないので、あまり気にする必要はないかもしれません。

　他の結界異常と比べて、敵に付与する恩恵も低めな結界異常です。

『暗闇』について

　こちらは『命中』が低下する結界異常です。

　低下倍率については回避バフ・命中バフなんかと組み合わせれて必中ラインを探れば検証出来そうな気もしますが、検証環境が無いので保留です。

　帯電が回避2段階ダウンなので、こちらも命中1段階ダウンか、或いは単独効果なのでもうちょっと上の効果か…。取り敢えず1~2段階ダウン程度に思っておけば良いかもしれません。検証出来次第追記予定です。

『状態異常結界ブレイク』について

　一部のキャラクター達は『状態異常の結界をブレイクする』という特殊なバレットを含むショットやスペルを持っています。

　この手の特殊バレットは『そのバレットの構成弾の内の1発でも敵に当たれば、該当の状態異常の結界を全てブレイクする』という効果を発揮します。

　ブレイクについて詳しくはこちら

まとめ

　6月22日のアップデートから『結界の効果が即時に適用』となり、結界異常は即効性も持てるようになり、その重要度は一層増したと言えます。

　例えばにとりで『初手スキルで帯電撒き』なんてことをやれば安定して敵をワンパンしやすくなったでしょうし、パチュリーや妹紅が『初手スキルで燃焼撒き』なんかをやれば、バフ・デバフのコンボを使うレミリアやフランの一撃火力は更に増して行くことになるでしょう。

　今後、敵の強さがどんどんインフレしていけばより重要性も増しそうな要素ですし、しっかり押さえておきましょう。

　2ページ目はデバフの検証について、もうちょっと詳しい話などです。