【東方ロストワード】『☆5草の根妖怪ネットワーク』について。評価・おすすめのキャラなど

　2021年6月16日開催の『月夜のライカンスロープ』ガチャで初登場した絵札です。

　定着しつつある『特定式の専用絵札』であり、その中でも更に特殊な『2つの式』に対して特別な効果を発揮する絵札です。

　そういう意味では面白い絵札であり、『味方全体の強化』というのも非常に特徴的…ではありますが、補正内容を考えると、実戦ではそこまで抜きん出て優秀と言う程ではないでしょうか。

　ただ、特定キャラのセットアップには十分使える所もあるし、しっかりと差別化点は確立している絵札でしょう。

絵札特性

　『支援式』が使うと味方全体の陽防3段階アップ、『速攻式』が使うと味方全体の速力3段階アップ、誰に持たせるかで効果が大きく変わる絵札です。

　ただ、このゲームでは速力そのものはあまり意味が無いし、陽防も流石に速力よりはずっと意味もありますが中々活かしづらい所はあるので、実戦では紅魔塔における『斬裂弾・硬質弾』持ちキャラクターのサポート絵札、という立ち位置になりそうです。

　例えば天子は110%という超高倍率硬質弾持ちかつ陽攻バフ倍率低め、『陽攻・陽防バフ』どちらも伸びしろのあるキャラクターですが、そこに対して陽攻バフが得意な支援式である鈴瑚にこの絵札を持たせれば、天子を非常に効率よく支援出来るようになります。

　鈴瑚は『自分は全然火力を出せない』というタイプなので自身のセットアップをする意味はほとんど無いし、味方のセットアップのための絵札は間違いなく最適性です。

　このように、『自分で出来る仕事の少ないキャラに持たせて、硬質・斬裂弾持ちのキャラを支援させる』というのが一番無難な扱い方にはなるでしょう。

　ただ、この絵札で支援したい高倍率な硬質・斬裂弾のキャラというのは概ね『元から非常に高い防御・速力補正を持っている』という事がほとんどで、例えば上の3人なんかも元から7~9段階アップの補正を持っています。

　バフの解説記事でも述べた通り、元の補正倍率が高いとその分伸びしろも小さくなってしまうので、この絵札で支援してもそこまで爆発的に火力が上がる訳ではありません。

　低倍率な硬質・斬裂弾キャラの場合はそもそも影響力が少ないしで、あくまで出来る仕事の少ないキャラに持たせたいくらいの絵札でしょう。しっかり火力を出せるキャラの場合、これで味方を支援するより自分のセットアップをした方が総ダメージを稼げるケースの方が圧倒的に多いです。

　あくまで『紅魔塔にて』『速攻式or支援式の』『自分の出来る仕事が少なめのキャラが』『高倍率な硬質・斬裂弾持ちのキャラと組んだ時に』ようやく有効であるという汎用性は低めの絵札なので、その点は意識しておきましょう。

　『自分のセットアップをしてもあんまり意味が無い』というキャラクターに是非とも持たせたい絵札です。

　鈴瑚や大妖精はまさにその典型、天子や霊夢や慧音のようなキャラクター達を支援させる形で使うのが良いでしょう。

　そこまで優秀と言う程ではないかもしれませんが、差別化点はしっかり持っており使い所も十分見出せる絵札なので、売却は勿体ないです。

　4凸させなくてもそこそこ機能はするので分けて使っても良いですが、手持ちを圧迫するなら即重ねてしまっても良い程度でしょう。

　絵札の特性上、実用的な使い方は相当に限定的ではあるものの、狭い範囲ながら『他の絵札にはマネ出来ない活躍』がしっかりと見込める、そこそこ優秀な☆5絵札です。

　『味方全体に作用する』というタイプの効果はやれる事が少ないキャラにとっては仕事の幅を広げてくれる事になるし、一線級のキャラよりも多少遅れて来たキャラにとって有難い所もあるでしょう。