【東方ロストワード】『☆4七五三de授業参観!?』について。評価・おすすめのキャラなど

　2020年11月27日開催のイベント・『妖精たちの晴れ着でエクストリーム詣り』で入手出来る絵札です。

　イベント産の絵札は基本的には実用性に乏しいものばかりですが、この絵札は『命中率2段階アップ』という汎用的な効果を持っているので『紅魔塔』では誰かが確実に使うだろうし、『命中率75%のキャラに付ける命中絵札としては最適』と言えそうな所もあるので、『イベント産絵札』としては歴代最高クラスの性能と言えそうです。

絵札特性

ステータス補正

絵札の概要

　絵札特性は『命中率補正』オンリーの絵札であり、デフォルト命中率が75%のこのゲームにおいては命中率を補正出来る絵札やスキルが重要なのは知っての通りです。

　命中率が上がるという事は『ダメージ期待値が増加する』という事に同義であり、以下に『命中率75%・80%・60%』のスペルの命中率を2段階アップさせた時のダメージ増加相当倍率を示しておきます。(命中率について詳しくはこちら)

　このように、基本的には『ダメージ25%~40%アップ』相当の効果を得られる事になります。

　普通の『〇〇のダメージ40%アップ』などの絵札と比べても中々の倍率、しかもその手の絵札は『6バレット中2,3バレットしか補正出来ない』みたいなケースも多く、その場合は見た目40%アップでもスペル全体で見ると『20%アップ前後』くらいになってしまうケースもかなり多いです。

　命中絵札はそのような所もなく、スペル全体の命中率を一律底上げしてくれるので、使い勝手はすこぶる良いです。

　また、既存の命中絵札と比較しても、『陽攻・陰攻のステータス補正がある』というのが大きなアドバンテージです。

　『☆3大切な商売道具』や『☆5騒霊姉妹の演奏会』などは『命中3段階アップ』でより上位の効果となるでしょうが、このゲームに最も多い命中率75%のキャラは『2段階アップ』の時点で命中率100%になるので、『3段階アップ』させる意味もありません。(モチロン、敵が回避バフや命中率デバフを使う場合は別)

　一例として、妹紅のラストワードにこの絵札と『☆3大切な商売道具』を付けた時のダメージ増加率の違いを見てみましょう。

命中率	2段階アップ？ 75%⇒100% (ダメージ33.3%アップ)	3段階アップ 75%⇒100% (ダメージ33.3%アップ)
攻撃ステ補正	陽攻+66(1316⇒1376) 1376÷1316=1.0455927 (ダメージ4.56%アップ)	なし
総ダメージ増加量	ダメージ39.4%アップ (1.3333×1.0456=1.394)	ダメージ33.3%アップ

　このように、陽攻+66という補正が、結果的には『ダメージ6%アップ』という中々の差に繋がっています。

　このように、敵が回避バフなどを行ってこないという前提に立つなら、この絵札は『命中率75%のキャラに装備させる命中絵札としては最高の絵札』と言える所もあるかもしれません。

　効果の持続も『3ターン』なので長期戦になりがちな紅魔塔ではこれもアドバンテージになるし、色々な部分で既存の命中絵札としっかり差別化出来ています。

オススメのキャラ

　基本的には『命中率75%以上のキャラ』に付けたいです。もっと命中率が低いキャラの場合、素直に『命中率3段階アップ』の絵札を付ければ良いので。

　そういう意味では命中補正無しの強力なアタッカー・萃香のラストワードなんかはイメージしやすいし、『命中100%』で有名な幽々子も、『紅魔塔で通常スペルを使う』という場合はこの絵札を付けるメリットも十分あります。

　キャラ総動員の『紅魔塔』では有能絵札は何枚あっても足りないし、ここでは色々なキャラに適正があるので、特別どのキャラと相性が良いという感じでもないでしょう。

　良い意味で誰に付けても良い絵札です。

売却＆限界突破について

　売却は勿体ないです。イベント入手の絵札なのであまりそういう感じでも無いでしょうが、取り敢えず4凸を目指しましょう。流石に命中1段階アップだけは物足りないので…。

　ログボ・累計報酬・交換報酬で4凸は1枚確保出来ますが、2枚目以降を目指すなら該当イベントの最終ステージ・難易度Hardを周回する必要があります。

　イベントの攻略記事はこちら

総合評価

　取り敢えず付ければ間違いない命中率補正の絵札で、更に『命中率75%』というこのゲームで最も多数派のキャラクター達にとっては最適な命中絵札という見方も出来る、イベント産絵札としては最高峰の1枚です。

　これまでのイベント産絵札はほぼ実用性皆無、使えるものも『ガチャ産の下位互換』的なものがほとんどでしたが、この絵札はガチャ産の絵札も凌駕する所もあり、そういう意味でも特別感のある絵札でしょう。