【東方ロストワード】クラウンピースについて。評価・使い方など

　2020年11月19日開催の『地獄の申し子』ガチャで初登場したキャラクターです。

　2021年10月現在においては『暗闇結界ブレイクコンボ』において存在感を発揮するキャラクターで、これ1つだけでも中々の役割を持てるキャラクターです。

　これに加えて『クリティカル攻撃』に超特化した性能も所持しており、『フルブースト＆セットアップ前提』なら単体火力もかなりのもので、『vs単体兵器』的に扱える所もしっかりあります。

　紅魔塔においては『暗闇結界だけ撒いて即撤退フロア』『1人1殺目標で単体ラスワ持ちを並べて突破するフロア』という感じで、複数階の登板なんかも十分見込めるキャラクターです。

　初期の『結界異常付与キャラクター』はそれを撒く以外に仕事がほぼ無い、なんて者も少なくない訳ですが、クラウンピースはそれだけでは終わらない『+α』の要素を持っており、2020年のキャラとしてはかなり差別化点も作れている感じです。

キャラクター評価

総合評価…7.0

周回評価…4.5

紅魔塔評価…8.5

　全キャラクター評価ぺ―ジはこちら

基本情報

拡散ショット・苦悩の川(全体攻撃)

	ブースト0	ブースト1	ブースト2		ブースト3
属性
威力	2.29	1.83	3.04	6.55	6.65	7.09
命中	75%	75%	70%	70%	65%	65%
CRI	5%	5%	10%	10%	25%	25%
弾数	7	3	2	1	1	1
陽・陰	陰	陽	陰	陽	陰	陽
その他	流体弾	流体弾 敵攻撃バフ時CRI率上昇	流体弾 敵攻撃バフ時CRI率上昇	流体弾 月の都特攻	エネルギー弾 月の都特攻	エネルギー弾

集中ショット・狂気の松明

	ブースト0	ブースト1	ブースト2		ブースト3
属性
威力	8.00	13.71	15.19	16.36	16.62	17.72
命中	75%	75%	70%	70%	65%	65%
CRI	5%	5%	10%	10%	25%	25%
弾数	5	1	1	1	1	1
陽・陰	陰	陽	陰	陽	陰	陽
その他	エネルギー弾	エネルギー弾 確率で敵命中1段階ダウン	エネルギー弾 月の都特攻	エネルギー弾 月の都特攻	エネルギー弾 確率で敵命中1段階ダウン	エネルギー弾

スペル1・獄符『ヘルエクリプス』

	ブースト0	ブースト1	ブースト2	ブースト3
属性
威力	4.70	13.17	15.71	17.01	19.14	21.27
命中	75%	75%	70%	65%	65%	65%
CRI	5%	5%	10%	25%	25%	25%
弾数	14	2	2	2	2	2
陽・陰	陰	陽	陰	陰	陽	陽
その他	エネルギー弾	エネルギー弾 敵攻撃バフ時CRI率上昇 月の都特攻	エネルギー弾 敵攻撃バフ時CRI率上昇 月の都特攻	エネルギー弾 敵攻撃バフ時CRI率上昇	エネルギー弾 敵攻撃バフ時CRI率上昇	エネルギー弾 敵攻撃バフ時CRI率上昇 月の都特攻

スペル2・『フェイクアポロ』(全体攻撃)

	ブースト0	ブースト1	ブースト2	ブースト3
属性
威力	4.88	8.78	10.47	11.34	12.76	14.18
命中	75%	75%	70%	65%	65%	65%
CRI	5%	5%	10%	25%	25%	25%
弾数	9	2	2	2	2	2
陽・陰	陽	陽	陰	陰	陰	陰
その他	質量弾	エネルギー弾 確率で自身陰攻1段階アップ 月兎特攻	質量弾 確率で自身陰攻1段階アップ 月兎特攻	エネルギー弾 確率で自身CRI命中1段階アップ 月兎特攻	質量弾 確率で自身CRI攻撃1段階アップ 月兎特攻	エネルギー弾 確率で自身CRI攻撃1段階アップ 月兎特攻

ラストワード・『ウェルカム・トゥ・アンダーワールド』

	ブースト0	ブースト1	ブースト2	ブースト3
属性
威力	10.97	22.44	26.18	21.27	23.93	24.00
命中	75%	70%	70%	65%	65%	65%
CRI	5%	10%	10%	25%	25%	50%
弾数	15	3	3	4	4	4
陽・陰	陰	陽	陽	陰	陰	陰
その他	光弾 月関係者特攻	光弾 敵攻撃バフ時CRI率上昇 確率で自身陽攻1段階アップ	光弾 月の民特攻 確率で自身CRI攻撃1段階アップ 確率で自身陰攻1段階アップ	光弾 月の民特攻 月兎特攻 確率で自身CRI命中1段階アップ	光弾 月兎特攻 確率で自身CRI攻撃1段階アップ	光弾 月関係者特攻 確率で自身CRI攻撃1段階アップ 確率で自身CRI命中1段階アップ

最大ステータス

　総合つよさについて詳しくはこちら

式・気質・属性

能力・人を狂わす程度の能力

　ブースト使用時、自身のCRI攻撃1段階アップ(1T)
　グレイズ使用時、自身のCRI命中1段階アップ(1T)

スキル

特性

『暗闇結界ブレイクコンボ』の重要キャラ

　2021年10月現在において、クラウンピースの最も特筆すべき強みはスキル2による『暗闇結界3枚付与』でしょう。

　昔は使い手が少な過ぎて実用性が低かった暗闇ブレイクコンボも、『敵全体に複数枚付与可能』という使い手が増えた事で実用性が増し、中でも『たった1手で敵全体に3枚付与』が出来るクラウンピースは重要性も高いです。

　これを撒くだけでも十分キャラクターとしての価値があるし、それこそスキル2をレベル10にさえすれば『ラスワ未解放』という状態でもバッチリ仕事が出来るキャラクターとなっています。

フルブーストラストワードの破壊力

　クラウンピースは『CRI攻撃・CRI命中バフ』に対して激しくバフを重ねられるキャラクターであり、要するに『クリティカルを出しまくるし、クリティカルの威力自体も非常に高い』というキャラクターになっています。CRIについて詳しくはこちら

　特に『フルブースト前提』だと、最低でも『CRI攻撃8段階アップ(CRI倍率2.0倍⇒4.4倍)・CRI命中8段階アップ(CRI発生率2.6倍)』になるし、確率バレットの発動次第では限界の『10段階アップ』にまで達する程です。

　こいしや純狐が『同じ破壊式かつほぼ同傾向の性能』を持っているので、そこと比較してどの程度のパワーを持っているか確かめてみましょう。

　『確率発動バレット』は『オール未発動・オール発動』の2条件を想定し、敵防御2000・命中率やCRI補正も期待値込みで『フルオート周回ラスワ・フルブーストラスワ』のダメージがどうなるか、計算式から算出して比較してみます。

キャラ
絵札			特定2種
攻撃範囲	単体	単体	単体
命中率	75%~65% (ダメージ0.75~0.65倍)	84%~100% (一部ダメージ0.84倍)	75%~60% (ダメージ0.75~0.6倍)
CRI命中率	13%~100%	10%~100%	11%~100%
CRI威力率	3.8倍~	2.9倍~	2.9倍~3.2倍 (絵札別)
攻撃バフ	陰攻3段階アップ	陰攻5~10段階	陽攻3 or 0段 陰攻5 or 8段 (絵札別)
防御デバフ	なし	なし	なし
その他補正	なし	2,4,6バレット15%アップ	御札弾25%アップ (絵札別)
総ダメージ量 (1ブースト)	【バレット効果発動0】 35,339ダメージ 【バレット効果全発動】 36,632ダメージ (※月関係者特攻込火力の例) 【バレット効果発動0】 90,757ダメージ 【バレット効果全発動】 92,050ダメージ	【バレット効果発動0】 100,828ダメージ 【バレット効果全発動】 121,463ダメージ (※2ブースト)	【バレット効果発動0】 43,277ダメージ 【バレット効果全発動】 43,880ダメージ
総ダメージ量 (3ブースト)	【バレット効果発動0】 163,136ダメージ 【バレット効果全発動】 205,768ダメージ (※月関係者特攻込火力の例) 【バレット効果発動0】 230,429ダメージ 【バレット効果全発動】 273,061ダメージ	【バレット効果発動0】 294,256ダメージダメージ 【バレット効果全発動】 403,181ダメージ	【バレット効果発動0】 260,926ダメージ 【バレット効果全発動】 302,118ダメージ (※異変解決者特攻込火力の例) 【バレット効果発動0】 294,459ダメージ 【バレット効果全発動】 346,240ダメージ

　周回火力はハッキリ言って論外、特攻範囲も狭いので使い物にはなりませんが、フルブーストラストワードは『基礎火力』『セットアップによる伸びしろ』共に優秀、特に伸びしろは2人と比較しても非常に大きいです。バレットが陰陽バラついている…と思うかもしれませんが、一番威力の高い4バレットが全て陰気なのでその点の損失も小さめです。

　命中率補正を入れるだけでも大幅に底上げ出来るし、自前の陰攻バフ倍率が驚異の『0』、CRI超特化の性能故、命中・攻撃のセットアップによる伸び幅が他のキャラと比べて大きい性能となっています。

　それこそスペル2に命中絵札を付けるだけで『命中率100%化＆陰攻0⇒3段階アップ』という超優秀なセットアップが1手で可能になるし、高難易度イベントで『一撃必殺』を狙うには十分なポテンシャルを秘めています。

紅魔塔での『2フロア』登板

　クラウンピースの2つの強みを紹介しましたが、『紅魔塔』においてはこれらの強みを『別々のフロアで活かせる』というのもポイントでしょう。

　暗闇付与という仕事がスキル2使用の一手で終わるので、『あるフロアではスペル2だけを使用して仕事終了、後は全体攻撃のフィニッシャーにお任せ』『あるフロアではじっくりセットアップ、高火力単体ラスワを3人並べて1人1殺×3を狙う』という具合に、別々の仕事をキッチリこなせる所があります。

　2020年の結界付与キャラクターというのは、『結界付与以外に出来る事があまりなく、それだけ撒いてお役御免』みたいな所も結構ありますが、クラウンピースは『セットアップ前提の火力』は現環境で見ても十分に高い部類なので、ここが他の2020年組キャラクター達とは一味違う所です。

『敵をバフする効果』の応用

　クラウンピースは『スペル1』や『スキル2』でまさかの敵をパワーアップさせる効果を持っていますが、これは『敵が〇〇バフ時にCRI率上昇』というバレット効果とコンボさせる事が可能です。

　…と言いたい所ですが、持続が1ターンでしかないので、通常スペルで他のキャラのラストワードとコンボさせる事は行動順ルール的に不可能だし、実用性はあまりありません。

　じゃあ逆に邪魔になるか…という部分も、スペル1はそもそも実用性が低いので使用価値があまりないし、スキル2もCRI攻撃強化は『敵が特攻弾持ちかつ、その特攻スペルを発動するタイミング』くらいでしかデメリットに成り得ないので意義は薄いです。

　要するに、実戦においては『この敵強化効果によってバトルが楽になる・厳しくなる』というシチュエーションはあまり想定されないので、これはオマケ程度に考えておけば良いでしょう。

　良い意味でも悪い意味でも、キャラクター評価には大して影響も及ぼさない程度の内容です。

　2ページ目は『弱点』『オススメの絵札』『相性の良いキャラ』『総合評価』などです。